『世界』臨時増刊号 「大転換」

2ヶ月ぶりのエントリーとなり、相当な間を空けてしまいました。
アクセスしてくださっていた方には大変申し訳ありませんでした。


今年8月のような更新は時間的に持続できそうにありませんが、
来年の参院選に向け、少しずつ再開していきたいと思います。
よろしくお願いします!


政権発足後の社民党の評価、
具体的には「社民党がいたから○○ができた」「民主党単独政権でなくて良かった」と言い得る段階に至るまでは、
もう少し時間がかかるように思いますので、
今回は雑誌「世界」臨時増刊号が組んだ「大転換」と題した内容を紹介したいと思います。


「世界」は一貫して「憲法(護憲)」、「平和」、「雇用・労働」、「社会保障」、「貧困」等を、
主要問題として繰り返し特集している雑誌で、
リベラルで質の高い言論活動を行っており、その存在は瞠目すべきものがあると思います。
直接の支持姿勢を打ち出している訳ではもちろんないのですが、
最も社民党の立ち位置と近いと、自分には思われます。


その「世界」が「大転換−新政権で何が変わるか、何を変えるか」と題した臨時増刊号を発行しました。


こちらのページから目次、執筆者が一覧できます。
多角的かつ掘り下げた内容となっており、
後年この連立政権のはじまりがどのように評価されていたかを知るためにも便利と思います。
三党連立政権合意書なども資料として収録されています。


以下章立てだけ抜粋してみます。

I 政権交代の歴史的意味
II 民主党閣僚、副大臣に聞く――聞き手・山口二郎
III 新政権をどう見るか
IV 新政権の課題
V 新政権を解剖する
VI 任せる政治」から「引き受ける政治」へ?
VII 新政権、私の期待、私の懸念
資料篇


どの章も読みごたえがありますが、
社民党への期待を標榜するサイトとしては、
辻元清美さんの「平和と雇用にとことんこだわる」、
保坂展人さんの「「公共事業の見直し」は進むか」はぜひ読んで欲しいと思います。


社民党に期待する方(もしくはできるかと考える方)にも、
社民党の今後の採るべき方向性を考える方にも、等しく読んで欲しい雑誌です。